INTERVIEW 社員インタビュー

薬剤師02

スタッフ同士で
よく食事に
行きます。
どうせ働くなら楽しい
職場がいいですね。

新井 彩芳

/2016年入社

薬局長・管理薬剤師の業務内容を教えてください。

私の仕事は、薬剤師としての一般業務に加えて、適正在庫数の見直し、不動医薬品の確認、期限切迫医薬品の確認といった在庫管理や、門前ドクターとの定期的な面談を行います。また、シフト作成や必要に応じた面談など、スタッフの管理業務もしています。あとはメーカーや卸業者、ネットや雑誌などを通して、医薬品に関する最新情報の収集も行っています。

一日の流れとしては、まずは朝礼で引継ぎ事項の確認や情報共有などをします。そのあと予製調剤をして、営業時間は調剤、投薬、監査、来局された患者様や電話でのお薬相談、OTC販売などを行います。また、昼休憩にはスタッフと楽しくお話しするようにしています。薬局の仕事はチームワークが大事なので、薬局長としてふだんからコミュニケーションを重ねておくことも仕事の一つと考えています。

仕事をするうえで大切にしていることはなんですか。

患者様一人一人に合わせた接客を大切にしています。例えば、足腰が悪そうな患者様やお子様づれの患者様には、投薬台に来ていただくのではなく、こちらから座席まで行って投薬するようにしています。また、患者様によって話すスピードや訛り、ワードチョイスなどが違うので、それぞれに合わせた丁寧な接客を心がけています。

また、同じ患者様でも、その日の状況や様子に合わせた服薬指導をするよう配慮しています。患者様の表情や行動をよく見て、急いでいる様子だったら、早く帰れるように話すスピードや内容を変えたり、体調が悪そうであればこちらも声のトーンを調整したり、その日その日で適切な対応のしかたを考えて投薬しています。

どんなときに仕事のやりがいを感じますか。

薬の剤形や、服用タイミングの変更を患者様に提案し、それが功を奏したときです。神経内科の門前薬局に勤務していたころに、飲み忘れの多い患者様がいました。詳しく話を聞いてみると、パーキンソン病のためにPTP包装ではご自分で取り出すことができなかったとのことで、実は飲み忘れではなく、飲めなかったのだと気づきました。そこで一包化に変更したところ、「ちゃんと飲めるようになった」と感謝の言葉をいただきました。その後、体調も安定している様子だったので、適切な判断ができてよかったと思っています。

門前のドクターに私の提案した薬が採用されたときもうれしかったです。そのころ新型コロナウイルス感染症の影響で医薬品の供給不足が続いていて、先生からどの代替薬がいいかと相談がありました。先生は私の提案した薬を採用し、その後も継続されています。先生から信用していただけたことで、とても自信になりました。

大変なこと、苦労したことを教えてください。

入社1年目に配属された店舗で、仲良くしてもらっていた患者様が亡くなられたときです。「うちから薬局までちょうど100歩なんだよ」と、処方せんがなくてもOTCを買いに来てくれたり、世間話をしに来てくれたりしていました。亡くなる前の1週間はとても体調が悪そうで、それでも歩いて薬局に通ってくださいました。こちらから感謝の気持ちを伝える機会がないままお別れになってしまったことが、今でも残念です。

「薬局で働くというのはこういうことなんだな」と、その時初めて感じました。そのときのつらかった気持ちを忘れず、しかし今は今として、目の前にいる患者様を大切にしようと努めています。

プライベートとのバランスはいかがですか。

産休・育休は1年間しっかり取らせてもらいました。復帰後も子どものお迎えのために17時半にはしっかりあがらせてもらっています。仕事と育児・家庭を両立させてもらえるいい職場だと思います。

有給休暇は取りやすいです。1週間お休みをいただいてグアム旅行に行ったり、北海道、大阪、東京などにもよく遊びに行ったりしていました。

今は子どもが小さいので、体調を崩して看病しなければならないときに、しっかり有給休暇を取っています。少ないスタッフで業務をまわしているので、たしかに一人休むと大変ではありますが、そこは「おたがいさま」で、スタッフ間の仲が良く、雰囲気もいいので、皆それぞれ気楽に休みが取れています。